速読多読 第七弾 社会学の根本概念
速読多読 第七弾 社会学の根本概念 ヴェーバー著 随分更新するのが遅くなってしまっていますが、12月26日に第七弾の速読をしたのですが、そこから何日間か忙しくて更新できませんでした! それはそれとして、12月26日分を書きます! 2016年12月26日 読了時間:30分 今日は外出の予定があったので、移動の電車の中で読んでいました。時間を本当に極力かけずに読んだので、本当に速読って感じでした。でも、その分本当にほとんど何も理解できなかったです。やはり速読は簡単ではないです。一応内容についても理解したことをまとめます。 内容について この本はタイトルからもわかるように、この本においてはヴェーバーが社会学における諸概念に対して説明を与える内容になっている。注目すべき点としては、ヴェーバーの社会学に対する理解や立場が明らかにされている点である。 ここで示されている社会学のあり方は、ヴェーバーの次の言葉に集約される。 ”社会的行 為を解釈によって理解するという方法で社会的行為の過程および結果を因果的に説明しようとする科学” このような社会学に対する考え方は、意味社会学と呼ばれている。 つまり、事実それ自体というより、社会的な出来事へ与えられる解釈を重要視し、その解釈の関連の様式、法則性としての社会的法則を明らかにしようとする試みが社会学であるという考え方である。 この姿勢は、社会的な事実を重要視するデュルケムとは対照的な姿勢である。いうなればデュルケムは客観的な社会的事実があるという姿勢をとるが、ヴェーバーはそう言った客観的な事実というようなものの存在を積極的に評価するような姿勢はとらず、出来事に対して社会や個人が与える意味を重要視する姿勢をとっているということである。 総じて、ヴェーバーの社会学は解釈に注目し、それらの関連から現象の一般規則を求めるものである。