デュルケム著 自殺論 要約(というより読書ノート)③

デュルケム著 自殺論 要約
第二編 社会的原因と社会的タイプ
第一章 社会的原因と社会的タイプを決定する方法
第一編において、社会における自殺率が、非社会的な原因ではないということを示したデュルケムは、第二編において、自殺率は社会的原因に根差すものでなければならないと言う姿勢をより強固に示す。

第一章では、そのうえで、社会的原因の諸タイプを決定するに辺り、その方法について言及する。まず、デュルケムは個々の自殺のケースから特徴を分類し、その分類に応じた原因を見いだす帰納的な方法を、資料がないことによって退ける。そのため、デュルケムは統計的なデータに基づいて諸原因を先に見いだす演繹的な方法を取ることにする。
その統計的な探り形も、ここのケースの事例から始めるのではなく、社会的環境(宗派、家族、政治社会、職業集団など)の状態がどうなっているか、ということと社会における自殺の統計との関連性の分析から、その考察を始める。

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